茶事と礼(あいさつ)

稽古の始まりと終わりには、亭主・客共に一緒にお辞儀をする。
 総礼である。
でもこれは稽古のものである

稽古とは、つまり割稽古であり
薄茶点前の始まりに、亭主は茶碗を膝前に置き、茶道口の襖を開けて、お辞儀をする。
同時に客もお辞儀をする。 
ここから薄茶点前の稽古が始まる。

薄茶点前の終わりには、亭主は水次ぎ薬缶を膝前に置いて、茶道口の外でお辞儀をし、
客もまたお辞儀をして、亭主が襖を閉めた所で薄茶点前の稽古が終わる。

しかし、これは稽古だからやっている事である。

実際の茶事ではしない事である。
d0377709_18512511.jpg
この後、喚鐘(表千家) 銅鑼(裏千家) 
d0377709_18513520.jpg


d0377709_18514313.jpg


d0377709_18514803.jpg

茶事の初座では、客が入室した後、亭主は茶道口を開けてお辞儀をする。
正客から席に入る様に勧められて、亭主は席中に進み、
d0377709_18520923.jpg

改めて正客にお辞儀をして挨拶をする。
その後、亭主は連客にも挨拶して、茶事が進行して行くことになる。

初座の炭点前を始める時に、茶道口で炭斗を前にして亭主がお辞儀をする事はない。
d0377709_18564773.jpg
後座でも、濃茶を始める時に、
茶道口を開けて茶碗を膝前に置いて、亭主がお辞儀をすることもない。

初炭の場合、
炭を直す旨を正客に申して、水屋に戻り(茶道口は開けたまま)、
炭斗を持ち出して(炉の場合は、灰器も)茶室に入る。
茶道口前で座ることなく、立ったまま入る。
茶道口を閉め、炭を始める。

d0377709_18565711.jpg

後座、濃茶の場合、客が後座入りをした後、
茶碗を膝前に置き、茶道口を開けて、そのまま立って茶室に入り、いつもの通りに濃茶を始める。


初座の始まりでお辞儀をして挨拶をしているので、
個々の点前の始まりと終わりで挨拶などはしない。
稽古は稽古であって、実際の茶事とは少し違う事を理解して置く必要がある。


by tsubakitei | 2018-04-06 19:24 | 茶道の精神 | Comments(0)

富山市常盤町9-5 懐石椿亭本店 ☎076-425-5544 ■富山市八尾町東町2223  越中八尾店 ☎076-454-2366 URL https://www.tsubakitei.co.jp