喚鐘(かんしょう)とは

喚鐘(かんしょう
d0377709_12270750.jpg
寺院の梵鐘を小さくしたものであり
床の間の脇に下げたり枠を作って下げたりして茶事にはかかせない鳴り物。
御飾記には「書院に喚鐘無きは略儀なり」とあります。

鳴り物には、その他に銅鑼(どら)・板木(はんぎ)がある。
表千家は広間での茶事には喚鐘
裏千家は広間での茶事には銅鑼
共に五点打ち(大小中中大)
※貴人客がいたら一点打たず亭主が庭で迎えうつ

表千家の小間での茶事には銅鑼
裏千家は小間での茶事には喚鐘
表千家では七点打ち(大小大小中中大)
※貴人客がいたら一点打たず亭主が庭で迎えうつ


夜咄しになると
表千家では板木(はんぎ)
三点打ち(大小大)
武者小路千家では喚鐘
五点打ち(大小大小大)

日本の最高峰の総合芸術として
鳴り物の音であったり灯火や掛軸・お花・器・香
懐石料理・着物・和紙・建築物・庭に至るまで
すべてを取り込んだものが茶事であり茶の湯です。

●私の流派の表千家や裏千家そして武者小路千家・藪内流に入門して
勉強したい人、料理を勉強したい人、興味がある人は
私までご連絡ください。
森井 090-3764-6320


# by tsubakitei | 2018-03-29 13:03 | 茶道の精神 | Comments(0)

蹲踞(つくばい)とは

蹲踞の石組み
d0377709_12462404.jpg
茶道の流儀によって石の組み方に約束があります
※手水の高さは30センチ
手燭石と手水鉢の高低差は10センチ
手燭石と湯桶石との高低差は5センチ
おおよその目安はこのようになっております。
当店は表千家の配置です。
正面:手水鉢
右側:湯桶石
左側:手燭石
手前:前石 
真ん中:水掛石
水掛石の両端を海と言う。
実はこの石組みは14年前の本店オープン当初に
私が石組みと庭を造りました。
何事もすべて人任せでは駄目です。
なるべく
自分で全部やらないと値と心がないですからね。

※裏千家の配置は表千家と正反対の配置になりますので
右が手燭石・左が湯桶石です。
d0377709_13300232.jpg
 



# by tsubakitei | 2018-03-28 13:06 | 茶道の精神 | Comments(0)

昼限定 料理

胡麻豆腐
d0377709_12265114.jpg
丁貝 鮪 平目
d0377709_12265927.jpg
鶏の昆布〆 大徳寺麩 あさつき やぶ甘草
d0377709_12270882.jpg
桐漆
d0377709_12271986.jpg
蓬の新芽と田芹のご飯は春の味
d0377709_12275392.jpg
溜塗小丸椀

# by tsubakitei | 2018-03-28 12:30 | 料理(懐石・茶懐石) | Comments(0)

桜 咲く

地球温暖化により
北陸は東京の桜が開花する3月下旬に
今では咲くようになりましたね
d0377709_10473367.jpg
d0377709_10470962.jpg
d0377709_10471935.jpg

# by tsubakitei | 2018-03-28 10:50 | お花 | Comments(0)


茶室の扁額
d0377709_19102630.jpg
扁額(へんがく)とは看板です
扁額の文字は著名人に揮毫することがあり、
扁額そのものが書跡としての文化財の扱いを受けることがありますが
自分の庵ですので自分の筆で書きました。(私の43歳の筆)
意:一心不乱に仕事をし稽古し一心の曇りなく生きると言う思いで
一心庵と命名いたしました。

# by tsubakitei | 2018-03-27 19:21 | 茶道の精神 | Comments(0)

大瓶

大瓶の点前は棚に準じるとして柄杓の湯返しはしない
山道盆を棚見立て(陰)
柄杓の飾りつけは(陽)
d0377709_16525892.jpg
大板を敷く場合は瓶が拝領物であるのが条件

3月下旬から4月上旬にかけては大口水指も良く使われる。
大瓶と同様に入り飾り。
7代家元 如心斎が席中でよく用いられたと伝えられるお手前が大口。

# by tsubakitei | 2018-03-27 16:57 | 茶道の精神 | Comments(0)

本日は利休忌
利休が大阪堺に蟄居させらる当日は淀川の川縁には
一面に菜の花がたくさん咲いていたとの事です。
利休を川縁で見送った織部と細川忠興の師を想う
寂しい心が菜の花を見ると窺がわれます。
また、利休が切腹する日の茶室には菜の花が活けてあった
とも言われてます。ですので別名、菜の花忌とも言います。

葭(よし)の六曲屏風は如心斎の好みで
各曲に掛花入れを掛ける事を想定しています

花寄せ現在進行形

中国の漢の時代に風除け道具として用いられて
南北朝時代には屏風が装飾品へと進化を遂げました。
日本最古の屏風は683年に新羅王より日本へ献上され
現在、正倉院に保管されてます。
d0377709_10214495.jpg
d0377709_16192169.jpg
花寄せ屏風は、利休忌や天然忌と
七事式(表千家第7代如心斎と実弟裏千家第8代一燈宗室との考案の為、表千家と裏千家のみの作法である)
に使用する花を飾る屏風である。
※天然忌とは9月13日に行われる表千家中興の祖である如心斎を偲ぶ行事です。
※七事式とは 茶の湯の精神、技術をみがくために制定された稽古法。
  •  (かずちゃ
  • 廻花(まわりばな)
  • 廻炭(まわりずみ)
  • 且坐   (さざ)
  • カフキちゃかぶき)
  • 一二三(いちにさん)
  • 花月  (かげつ)
  • 合計 7つの作法
「七事」は『碧巌録』(臨済宗にて重んぜられる北宋圜悟の書、宗門第一の書とも)にみえる「七事随身」(指導者としてそなえるべき七つの徳)の語にちなみます。

# by tsubakitei | 2018-03-27 16:27 | 室礼(しつらえ) | Comments(0)

どうもフェニキア文字であるらしい。
イスラエル人は元々の言語がフェニキア文字
日本の歴史において秦氏(イスラエル人であるのではないか)との事

隠れキリシタンであった古田織部の発案で
左に太陽()右に三日月()が穴となって刻まれている
90℃左へ回転すると「Lhq」となる
これをヘブライ語に直すと
「pti」となり「patri」の略
父なる神を意味する
d0377709_17372301.jpg
灯籠を横にしますとLhq
d0377709_18331532.gif

利休の弟子である古田織部は、
のちに徳川家の茶頭として従えるが
家康の不審をかって切腹させられることになる。
利休が秀吉によって切腹させられたのと同じく
能力が高いと現代においても消されるのでしょうか。

現在の織部流は藪内流として継承される
千家と違い戦国武将の茶のお点前も素晴らしいです。

# by tsubakitei | 2018-03-26 17:49 | 茶道の精神 | Comments(0)

莨盆(タバコ盆)

店舗内禁煙と言う時代になりました。
肩身の狭い喫煙者

こちらのタバコ盆はお茶会や茶事に使うためのものです。

流派によって多少しきたりが違います
竹筒の窪みを正面に置く
裏千家流は底に和紙を敷かない
d0377709_16272079.jpg
手前のキセルは正客用
向こうが側が次客用
茶事では寄付(キセルは置かない)・外腰掛・薄茶席の正客前に運びます。
今では形式ですが明治時代頃まで茶事は男が主流であり本当にタバコを嗜んだそうです。
その時はタバコを吸った後に、正客や次客は懐紙を寄ってキセルの中を拭くと言う作法がありました。

懐石椿亭の莨盆は、気がつけば竹筒の中にタバコの吸殻が入っていました。
本来は竹筒に少し水を入れますがインテリアの為に水は入っていません
タバコの残り火が危ないのでやめましょう。
料理屋の室礼の一部ですので灰皿ではありません。

# by tsubakitei | 2018-03-26 16:39 | 茶道の精神 | Comments(0)

襖 入口の手がかり

よくこんな光景をお座敷(料理屋や茶室)で見る場合があるかと思います。
入口が少し開いていますね

ここからお入りくださいねの合図です
この作法を手がかりを切ると言います
お客さんがどの方向から侵入するかを知らせる為です。
d0377709_15583211.jpg
表千家6代家元 覚々斎曰く・・・
切り幅は指三本では広すぎる

# by tsubakitei | 2018-03-26 16:06 | 茶道の精神 | Comments(0)

水屋(用意の手順)

点前の用意
d0377709_13071814.jpg
  1. 1:ふく紗をつける
  2. 2:水屋瓶の蓋を開けて手を洗う
  3. 3:建水の内外に水をかけ清め右側の木綿雑巾で拭く
  4. 4:柄杓に水をかけ麻布巾でおさえ拭きをする
  5. 5:竹の蓋置の場合も同様(4)にする
  6. 6蓋置を建水に入れて柄杓を仕組む
  7. 7:水次薬缶もしくは水指にカイゲと水漉しを使って水を張り水屋の前板の上に雑巾を敷き、その上に置いて水をきって置く
  8. 8:茶巾だらいの茶筅を取って柄の部分を吹き簀子棚(すのこだな)に置く。もしくは竹釘に刺す
  9. 9:茶巾は硬く絞ってたたみ一枚は水次薬缶の蓋の上に置き、もう一枚は茶碗を手に取ってふっくらとした茶巾を中央に入れる
  10. 10:茶碗を左手に持ったまま茶筅を茶巾の上に置いて指先を拭いて茶杓を裏にして茶碗の右端に乗せ簀子棚に置く
  11. 11:黒文字に水をかけて清め拭いて菓子器に乗せて置く
  12. 12:水屋瓶の蓋を閉めて前板の濡れた部分を雑巾でふき竹釘に掛ける

心に余裕をもってお点前を・・・
d0377709_13072744.jpg

仮活け花の準備
d0377709_13074474.jpg

# by tsubakitei | 2018-03-25 13:30 | 茶道の精神 | Comments(0)

掛軸の扱い(軸飾り)



茶道の各流派より
掛軸の扱いは違うと思いますが
扱いに決まり事が多い

懐石料理のお店や料亭に掛けてある軸を拝見して楽しむ事が
これも又、醍醐味でしょう
軸は一つ一つ意味をもちますのでお尋ねしてください
日本の室礼と料理もより深く味わえます
d0377709_12084974.jpg
掛け時
d0377709_12094118.jpg
一般の掛軸と結び方が違います
d0377709_12093470.jpg
解き方
d0377709_12092517.jpg
巻緒は下座に移動する
d0377709_12090574.jpg
軸箒
d0377709_12360048.jpg
二週間をめどに軸を掛けかえます
d0377709_12091579.jpg
露を持って風帯を引く
掛軸には風鎮を下げないのが決まりとなってます。
d0377709_12082785.jpg
仕舞う時は強く掛軸を巻くと本紙に傷みがでますので空気を入れながら掛軸を巻き上げます。
●掛軸を仕舞う時は湿度の少ない晴れた日に行います。

決まり事の多い日本の文化と料理
決まり事をなくすのは簡単です。
しかし我流独学で創作しますと総てが成り立たないのです。
それが日本における(どう)と言うものなのです。

# by tsubakitei | 2018-03-24 14:46 | 茶道の精神 | Comments(0)

漁師さんの高齢化に伴い後継者不足の港町
この風物詩も後何年 皆さんにお出しできるのだろうか?
d0377709_18441753.jpg
d0377709_18450075.jpg
踊り喰いでお出ししてます
d0377709_18454050.jpg
d0377709_18451562.jpg
二杯酢を別皿で
今宵は熱燗がお似合い


# by tsubakitei | 2018-03-23 19:14 | 料理(懐石・茶懐石) | Comments(0)

私の店では銅のお釜(内張りは錫)を使用します
d0377709_17411138.jpg
沸騰してます
ここがポイントです
d0377709_17412474.jpg

d0377709_17413326.jpg
この中にお米を入れていきます
d0377709_17414869.jpg
d0377709_17415966.jpg
煮え花
今は蓋をしません
d0377709_17421393.jpg
お米をかき混ぜながら強火で炊きます
d0377709_17422620.jpg
パチパチと米が音をたてますので
のちに弱火にて蓋をします
d0377709_17425063.jpg
ちょっとご飯がトロッしています
それを杓文字で掬い
正客には真ん中の中心のご飯を差し上げる
d0377709_17423684.jpg
茶懐石の最初に
蒸らし前のご飯を運びます
湯気を閉じ込めてお出しする時間との勝負
懐石が始まります。
表千家流は丸 飯
裏千家流派は一文字 飯
武者小路千家流は丸 飯
※各お店によってご飯の仕事が違う場合もございますのでご了承ください。
茶事のご飯は懐石が行われる時間を逆算して
お釜に火を入れていきます。
電気炊飯器ではないので失敗したら終わりです。

# by tsubakitei | 2018-03-23 18:10 | 料理(懐石・茶懐石) | Comments(0)

私の仕事は誠に器の管理や茶道具の管理が大変です。
有田焼や白磁・青磁のような石英で作陶されるものは
カビや汚れが付きにくいので比較的保存がしやすいですが
土物(特に楽焼きや仁清生地)はしっかりと器を乾かさないと
保存ができません。備前焼のような器は使用する前には
たっぷりと水に浸してから使用します。
d0377709_15454983.jpg
大切な器はこのようにして収納します
お客さんから器と陶工の名前を聞かれますので
必ず箱に名を書きます。
d0377709_15455760.jpg
数が多い器は、こんな箱の中に入れて収納します。
割れるといけませんので気を遣います。
料理と共に毎月お客さんにお出しする全ての器を代えていきます。
一器 数万円する器たちですので
※茶事では強い香水・時計や指輪を身体に身につけることは厳禁とされます。
陶器・漆器など拝見する際に傷をつける場合があるから
飲食中にも心がけましょう。
※このようにしてマナーが身についていくのです。


# by tsubakitei | 2018-03-23 16:13 | 陶器と漆器 | Comments(0)

極上のチーズ
d0377709_17440287.jpg
フランスからきた熟成チーズを友人のフランス料理店
バクハウス
http://www.bakuhouse.jp/
 オーナーシェフ郷村史朗氏から頂きました。
健康的には発酵食品を食べると言う点では
西洋はチーズ
日本は納豆
どちらも臭いを放つがなんともいえない味は良いですね
この本物の手作りのチーズと言う食文化は良いですね。
チーズ名:ブリアサヴァラン
※ブリアサ1930年パリのチーズ商「アンリ・アンドルゥエ氏」によって命名されたチーズです。
バクハウスさんは長男がパン職人で腕がいいですね。
ベーカリーはバクハウスさん内にありますので、是非ともお買い求めください。


# by tsubakitei | 2018-03-21 18:01 | 健康生活 | Comments(0)

唐津焼の茶陶達

3月に使用しています
茶人が器を扱ったり日本の料理人が料理の器を選ぶ時は、その盛り器や茶碗が
お客さんに
何をもたらしてお客さんの心を和ませれるのかを
常に考えてます。
器を温める・器を冷やす・時には器(椀)に水を打つ。
※ただし裏千家流では椀に水を打つ場合があるが表千家流は打たない
その亭主の思いをお客さんが汲み取ると言う
亭主とお客さんとの会話にキャチボールがうまれて
コミュニケーションによって喜びを共有するのです。
日本の器は道具として使うだけではないのです。
ここが西洋の器の使い方と異なる意識である。
西洋では器が割れたら廃棄するが日本は器に金継ぎを
したり、あえて壊してまた組合せて使用する。
文化の違いである。
現代の日本人の心が若干変わってきたように思います。
相客にこころせよ
これは利休の言葉です。

d0377709_20452244.jpg
d0377709_20455065.jpg
西岡小十
d0377709_20462193.jpg
d0377709_20460753.jpg
d0377709_20453609.jpg
第13代中里太郎右衛門

お茶碗では一楽二萩三唐津と言います。
一に井戸を持ってくる場合も有りますが
代表するの国焼だと思います。
織部みたいな幾何学でもなく琳派の乾山や仁清みたいな派手な絵付けでもなく
モノトーンで控えめな器
しかし、料理を盛り付ければグッと変わる。
観賞用の器と料理の器は違うのです。
d0377709_20571778.jpg
双魚陶板
これは観賞用の中里太郎右衛門窯ですね
登場する茶陶お二人はどちらも人間国宝
しかし
越前唐津の名陶:三好建太郎もすばらしく器も良いが
水指も凄いですよね。
飽きの来ない唐津焼と越前唐津焼です。



# by tsubakitei | 2018-03-20 20:59 | 陶器と漆器 | Comments(0)

扇子 表千家

本日、私みたいな若輩に家元と同じ扇子を賜り有り難い事です
d0377709_16495189.jpg
表千家では普段使用する扇子の親骨は
寸法は6寸5分
こちらの親骨は溜塗り
茶事におて扇子はお茶室に入室する際に必要な道具の中の一つです。
挨拶をする時に扇子を前において挨拶をします。相手への敬いを表しています。
お茶席だけでなく日本では正式の場では扇子を前において挨拶をするのがマナーですね。
表千家用の扇子は男子と女子共に同じですが
裏千家用の男子の扇子は6寸で
女子の扇子は5寸5分です。


# by tsubakitei | 2018-03-20 16:59 | 茶道の精神 | Comments(0)

大徳寺納豆を豆粉の中に包んで入れると有名なお干菓子の京都 如心納豆(如心斎考案)になります。

表千家第7代家元 如心斎(じょしんさい)は
第6代家元覚々斎(桝床茶室を考案)の長男

私が作ったお菓子を如心落雁と命名したら
頭が高いと怒られそうですが・・・
椿亭本店で懐石の最後のお薄と共にお出しします。

余談ですが如心斎は実の弟である裏千家第8代家元一燈宗室に
家元制度の確立のために定め書きをしました。
「表千家と同じ事をしてはならない」と

d0377709_15230764.jpg
お干菓子
お菓子の中の中心に大徳寺納豆が丸めて射込んであります。
d0377709_14375367.jpg

# by tsubakitei | 2018-03-20 15:30 | 和菓子 | Comments(0)

春の食材3種類 

2018年の地物が採れました
春一番に勢揃いする青い草
d0377709_16490475.jpg
ヤブカンゾウ
d0377709_16484750.jpg
よもぎ

d0377709_16485501.jpg

この3種は春の息吹 香と味は春そのものです


# by tsubakitei | 2018-03-19 17:15 | 料理(懐石・茶懐石) | Comments(0)

3月27日は表千家ではお茶事が開かれます
利休忌です。
今年2018年は大雪の為に花屋さんにも
床に活ける菜の花がございません。
d0377709_15132287.jpg
人生七十 力囲希咄 吾這宝剣 祖仏共殺
じんせいしちじゅう りきいきとつ わがこのほうけん そうぶつともにころす
d0377709_15133005.jpg
本来は真塗り薄板の中の左横に唐銅の花入と盃台に天目茶碗ですが
●趣向で楽盃台に楽天目茶碗と春慶和敬盆にて
d0377709_18501310.jpg
書:利休 妙
京都 野村美術館蔵
天正10年代半ば利休65~66歳の筆と推察されました。
雲州松平家に伝来した書 妙喜庵の妙でもある
d0377709_18294540.jpg
※世阿彌の能楽論における妙は茶道・華道・書道・剣道・柔道にもあてはまる。
妙の真意とは↓

最後に利休居士曰く・・・
「茶というものは贅沢や遊びにやるものではない。
人間同志、互いに持ちまえの和親敬愛の情を表すために使う方便だ。
そしてその作法というものは、身を慎しみ心を磨く修業である。
人生のあらゆる態度を、この作法の中に切り縮めて研究工夫するのである」

今月は妙(写軸)を椿亭本店の茶室に掛けてあります。




# by tsubakitei | 2018-03-19 16:39 | 茶道の精神 | Comments(0)

自家製 大徳寺納豆落雁

椿亭本店では薄茶の干菓子にお出してます。
手作りの味
d0377709_13382683.jpg
d0377709_13383531.jpg
d0377709_13384674.jpg
大徳寺納豆
d0377709_13385613.jpg
甘味は、粉糖・和三盆糖・グラニュー糖
色々の趣向で作ることができます。
d0377709_13391738.jpg
d0377709_13390642.jpg
d0377709_13392793.jpg
d0377709_13394224.jpg
皹が入るので温度管理が難しいです。
本来の乾燥は自然乾燥ですが料亭は、とかくやることだらけ忙しいので省略します。
60個以上を一揆に作り上げます。
d0377709_15044032.jpg


# by tsubakitei | 2018-03-17 13:43 | 和菓子 | Comments(0)

畳にはヘリがあります。
ヘリを踏んではいけませんと幼少の頃から教えられてきたと思います
なぜヘリを踏んだらダメなのでしょうか?
d0377709_11295723.jpg
茶道ではヘリを結界として位置します。お茶碗は一度ヘリ外へ
のちに居ず前を直しヘリの中へ
正客であれば地客への間にお茶碗を置きのち正面にお茶碗を持って来て
亭主に敬意をはらいお茶を頂きます。
話しを戻しますが本来のヘリは藍染です。
元々、藍で染めると純白の足袋の裏に藍が移り汚れて取れなくなるのです。
今では化学繊維ですので気にしなくてもよろしいが各家元の茶室畳は藍染めであり
畳の経糸(たていと)は麻なのです。
一般の経糸は綿です。

茶畳のへり幅は九分
京畳・中京畳・江戸畳・九州畳・琉球畳(ヘリ無)
すべて柱間寸法が違うので
畳に関しても素材の種類が多く奥が深いものです。
d0377709_12062408.jpg
綺麗に二枚の畳の目が並ぶ光景は美しいものです。
茶道では畳の目16目とか3目とか5目とか決まり事あります。
料理の定義も同じなのです。
あるかぶれた有名な料理研究家は、和食はどこも同じで面白くないなどと言って
日本料理の真髄を知らない為に軽視するとんでもない時代感になってきました。




# by tsubakitei | 2018-03-17 11:43 | 茶道の精神 | Comments(0)

薄茶の点て方の違い

各流派のお茶のいただき方や
表千家と裏千家・武者小路・藪内では薄茶を点て方が違います
d0377709_16081802.jpg
表千家流は池が出来上がります。本来は池が二つできると景色が良いとされてます。
親指と人さし指の使い方が他の流派とは違い肘を使いゆったりとした茶筅の振り方をいたします。難しいです。
ゆえに表千家流では所作が酔いしれるほどに美しいのです。
d0377709_16080922.jpg
裏千家流・藪内流は泡の中に香を封じ込めます。点てるとふわっとお茶の香も漂います。
裏千家流の茶筅の振り方は表千家と違い指先を伸ばして包み込むように茶筅を振ります。
こちらの方が一般的な出来上がりでお抹茶って言う感覚になりますね。
藪内流家元好み美好園のてん茶は特に香が引き立ちますね。

尚、武者小路千家流の薄茶は裏千家ほどの泡はございません。
雰囲気的に申しますと表千家に近いお点前です。


# by tsubakitei | 2018-03-16 16:28 | 茶道の精神 | Comments(0)

本店広間 お茶事紹介

本勝手
向って左側に本床
当店の点前畳への入り方は背口ではなく腹口より
d0377709_12375045.jpg
茶室とは中国の陰陽五行説から構成される。

利休の門人である南方宗啓秘伝書に書かれて、
のちに立花実山による南方禄の項において、書院台子から草庵に至るまで畳上での道具の配置は
曲尺割(かねわり)法則が基本であるとされる。
茶室は天地(陰と陽)を構成される宇宙であり五行と一体となり
亭主は宇宙に座して点前をすると言うことである。
棚の天板は天
地板は地
棗は木
炉の菊炭は火
灰は土
釜と五徳は金
水指は水
太陽系そのものである。

正客ならびに客は南側(陽)に位置し
亭主は北側(陰)に位置する

日本の茶道は
文学・哲学・建築・陶器(唐物・国焼・漆)・料理(懐石・和菓子)
これをまとめた総合芸術である




# by tsubakitei | 2018-03-16 13:03 | 茶道の精神 | Comments(0)

定義:日本の庖丁には陰と陽があります
d0377709_10372569.jpg
柳庖丁(尺一)の裏が陰
d0377709_10374184.jpg
柳庖丁(尺一)の表が陽
陰で魚を刺身にする薄造りやへぎ造りは陰で切る
陽で魚を刺身にする平造りは陽で切る
陰で切るおろした魚の尾びれ側は必ず左にする

陰で切ったお刺身は陽の器で盛り付ける
反対に陽で切ったお刺身は陰の器で盛り付ける
これがおおまかな定義です。
d0377709_10385183.jpg
研ぎ澄まされた庖丁こそ味を引き出します。
d0377709_10381849.jpg
鎌形薄刃庖丁 二種 裏が陰
d0377709_10381241.jpg
鎌形薄刃庖丁 二種 表が陽
d0377709_10383451.jpg
洋食庖丁 裏も表もありません。
※最近では両刃の庖丁を勝手に片刃にする板前が増えてきましたが
絶対にしてはいけない。
理由は庖丁を造るにあたり鋼の中心部に多少のズレがあるからです。

左利きの人が職人を目指すと今時は左利きの庖丁も出てきましたが
左利きで切りますと陰陽の気の入り方が反対方向になり良しとしませんので
右利きに矯正します。すべては右利き。
研ぐという行為は、次回にします。


# by tsubakitei | 2018-03-16 10:59 | 庖丁の定義 | Comments(0)

陽の室礼と陰の室礼

陽(二階)の席
d0377709_18355933.jpg
d0377709_18524025.jpg
d0377709_18365011.jpg

陰(一階)の席
d0377709_18410792.jpg
茶室へ誘う通路
d0377709_18391085.jpg
d0377709_18493893.jpg
香炉:青磁袴腰
d0377709_18385770.jpg
飾り扇:表千家堀内家12代 兼中斎宗匠
d0377709_18363496.jpg
花入:蒟醤(きんま

# by tsubakitei | 2018-03-15 18:58 | 室礼(しつらえ) | Comments(0)

増えた出張茶事の依頼

お茶を勉強している到達点は自分で茶事を主催すること。
歳時記を大切のするは日本の美学です。
本日 出向いて正午のお茶事の打ち合わせ
d0377709_16560751.jpg
煮物椀・銚子(替え蓋瓢箪蒔絵)・小吸物椀・織部焼き

d0377709_17032005.jpg
白鶴宿老松(はっかくろうしょうにやどる)
茶事の当日はどんなお軸になるのか楽しみですね。

花台には真・行・草がございます。
その中に真塗・掻立・溜・木地 またその中に四方・丸 またその中に矢筈・蛤と言った種類の花台が位置してます。
表千家では松摺漆丸香台がよく使用されます。(上画像)
花入(花器)の格によって使用する花台が変わります。
d0377709_16565174.jpg
井戸茶碗
花押がありますね。
d0377709_16574234.jpg
d0377709_16565929.jpg
九代 大樋長左衛門 大樋黒
d0377709_16570615.jpg
d0377709_16561679.jpg
d0377709_17002365.jpg
飯器・湯斗
d0377709_16580904.jpg
書:青柳 志郎
d0377709_16582492.jpg
準備は大変ですが、これを楽しむのも茶事の醍醐味でしょう。
思い出の道具は茶事に出しましょう。
足りない道具や必要なものは懐石椿亭が全部用意します。

# by tsubakitei | 2018-03-15 17:02 | 出張茶懐石 | Comments(0)

雛の三月ですからほとんどの料理屋は甘酒を食前酒にお出しする趣向が多いですね。
本来の甘酒は盛夏に出します。健康に良い発酵食品を考案し夏ばて防止としました。
古来より受け継がれている納豆・味噌・醤油・酢・日本酒などは
日本以外に存在しない菌で世界に類のない麹菌
Aspergillus oryzaeを生み出しだ醗酵の文化国
世界最高レベルの食文化が日本なのです。(ゆえに料理おいても決まり事が多いです)

甘酒仕込み
d0377709_14055657.jpg
d0377709_14091543.jpg
イタリア製のマシーンでアイスクリームに変身!夏にはシャーベットです。
無添加で栄養たっぷり
d0377709_14060476.jpg
仕上がり(甘酒のアイスクリーム
d0377709_16333943.jpg

# by tsubakitei | 2018-03-15 14:07 | 料理(懐石・茶懐石) | Comments(0)

富山市常盤町9-5 懐石椿亭本店 ☎076-425-5544 ■富山市八尾町東町2223  越中八尾店 ☎076-454-2366 URL https://www.tsubakitei.co.jp
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31